就職活動中の学生が、自己分析に時間を使うのは疑問という話

Posted by Masayuki Hayashi

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数年前から新卒採用に力を入れてきた関係もあって、大学生の話を聞く機会が増えました。(2017年度の新卒採用サイトはこちら)

就職活動中の大学生が、たいていの場合、悩んでいるのが「自己分析」です。つまり、「自分が本当にやりたい仕事はなにか?」とか、「自分に最も向いている仕事はどんな仕事か?」などの問いに対する答えを自分の過去を思い返しながら、自分の内面から導き出す作業です。

「僕は自分がやりたい仕事をこういう風に導き出して、結局○○業界がいいと思ったんです」といった説明を聞くときに、たいていの場合は(申し訳ないですが)内容が薄かったり、結論ありきの辻褄合わせのように感じます。正直それで「なるほど!」って思ってくれる大人はほとんどいないと思う。

ボクが言いたいのは、「自己分析が足りない!」ということではありません。むしろ逆です。

貴重な時間なのだから、もっと違うことに使えばいいのにと思ってしまうのです。

「自己分析」だけでは見つけられないこともある

人には個人差があります。「自分が一生をかけて頑張りたい仕事」に若いうちに出会う人もいれば、そうでない人もいるのが普通です。もしかしたら、30歳を超えてそういう仕事に出会うかもしれません。自分の内面にそういう情報が既に眠っている人もいるのかもしれませんが、いくら掘ってもそもそもない人だってたくさんいると思います。そして、それはその人が劣っているということで全くありません。

ボクが暮らしていたことのあるヨーロッパでは、大学生は卒業と同時に就職するわけではなく、卒業したあとにバックパッカーやって世界を旅してまわったりして、その後改めて落ち着いて就職活動をしたりする人が多かった印象があります。

一斉に就職活動を始めて、1年遅れると第2新卒という不思議なカテゴリーに入れられる日本のような国は珍しいのではないでしょうか?

「自己分析」の他にできること:多くの人に会うこと

そうは言ってもここは日本。いくら上記のような主張をしても仕方がない面も確かにあります。かくいうボクの会社でも結局新卒採用は世間と同じようなペースで進みます。

だからといって、自己分析を続けても見つからない人は見つかりません。だから、そこに時間をかけるよりも、できる限りいろんな業界・会社を訪問して、できる限り多くの人に会うことに時間を使ってはいかがでしょうか?

その中で、自分が共感出来たり、それに向かって頑張れるようなビジョンだとか、気持ちよく一緒に働けると思える人と出会えれば、それを理由にその会社を志望すればよいと思います。自己分析は自分が長い時間を一緒に過ごせるのはどういうタイプかを理解するくらいでいいのかもしれません。

就職活動は恋愛に例えられることがありますが、誰かと恋愛するのにいちいち難しい自己分析をする人はあまりいないでしょう。

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