Instagram運用のポイント解説！人気アカウントの事例をチェックしてみよう

今や情報発信の一大ツールとなったInstagram。
自社アカウントを作って運用してみたいけれど、自社にはどんな運用方法がマッチするのかわからない、「フォローしたい！」と思ってもらえるアカウントを作るにはどうすれば？…と頭を悩ませている運用担当者の方は少なくないのでは？

今回はInstagram投稿のポイントや、ひと工夫されたInstagramアカウント運用事例をご紹介します。アカウントの作り方の参考にしてみてくださいね。

【目次】

• Instagram投稿のポイントは？
• 魅せ方いろいろ！技ありアカウント
• 独自の世界観で魅了！おしゃれアカウント
• アイデア光る個人アカウントにも注目！
• 魅力的なInstagramアカウントを作ろう

Instagram投稿のポイントは？

Instagramでは撮影した写真を投稿することが主流ではありますが、最近はユーザーの求めるコンテンツも変化しているようです。
Instagram for Businessの発表によると、日本の大多数のユーザーは高クオリティな画像よりも、面白くて興味を惹かれる製品やサービスの情報に興味を抱いているのだそうです。

近年ではターゲットのニーズに合わせて、テキストやイラストの投稿も増えています。「Instagramには映える写真が必要！」というイメージにとらわれすぎず、さまざまな表現手法があることを念頭に置いておくとよいでしょう。

扱っている商材が無形商材であったり、商品がInstagram向きではないかもしれないと思ったりしても、そこで運用をあきらめないでください。ターゲットのニーズに寄り添えば、Instagramでもさまざまな表現でユーザーに情報を伝えることができます。

ユーザーにアカウントをフォローしてもらうために、プロフィールの一面も重要です。プロフィール画面では1列に3枚ずつ写真が並んでいくので、1列の並びをうまく活用して画像の統一感や配置などにこだわり、独自の世界観を作りこんでいるアカウントもあります。

魅せ方いろいろ！技ありアカウント

多種多彩なアカウントがある中で、注目を集めるアカウントにはやはり理由があります。Instagramをうまく活用しているアカウントとその運用ポイントをご紹介します。

【東京デートストーリー/東京メトロ】
東京メトロ沿線のデートスポットと、そのスポットに関連した恋愛小説を連載する、東京メトロのアカウントです。1枚目にスポットの写真を載せ、2枚目にライター・カツセマサヒコさんの小説を配置するというのが主な構成です。

グルメ雑誌やファッション誌のような雰囲気ある写真に、しっとりとしたムードあふれる小説がマッチし、ロマンチックな世界観を演出しています。印象的な画像をアップするだけでなく、小説などのエンタメ要素をプラスすることで、東京メトロの利用シーンのイメージをふくらます効果が期待できるでしょう。

【オキシクリーン】
アメリカ発の洗剤ブランド・オキシクリーンのアカウントです。オキシクリーンを使った漬け置き洗浄（通称：オキシ漬け）の方法などを、テキストや写真、動画などを駆使して詳しく紹介しています。

企業の中の人を感じるトンマナを採用している点や、ユーザーへのコメント返信を積極的に行っている点など、親しみやすさや距離の近さを感じる運用の仕方がポイントといえるでしょう。企業色や宣伝色が濃くなりすぎないよう配慮する、ユーザー目線での気遣いが要所要所から伝わってくるのも好印象。アカウント運用が商品への理解促進につながっている好例です。

【ママリ】
妊娠・出産・育児・妊活などの悩みを相談できる女性向けQ&Aアプリ「ママリ」のアカウントです。
Instagramをマガジンとして運用しており、子育てエピソードを取り上げたマンガやイラスト、育児の豆知識だけでなく、ママコーデといった、さまざまなコンテンツを発信しています。

中にはテキストがメインの投稿もありますが、1画像あたりの文量が少ないうえ、語りかけるようなやわらかい文体でサクサクと読み進められます。

他にも「#ママリ」をつけて家族の思い出を投稿してもらうUGCも行っています。

「Instagram＝写真や動画」といったイメージでくくることなく、発信する情報によって写真を使うか、マンガやイラストを入れるか、テキストだけにするか、表現方法をうまく使い分けている点がとても参考になりますね。

独自の世界観で魅了！おしゃれアカウント

アカウント作りの際は、ほかのアカウントにはない、独特の世界観を作り出すことも強みになりえます。

【鎌倉 CHERRY SODA】
鎌倉市のクリームソーダ専門店「鎌倉 CHERRY SODA」のアカウントです。クリームソーダ片手に鎌倉の街を歩く女の子の情景とその甘酸っぱい恋模様が、プロフィール画面の画像3連並びを活用して展開されています。

まるでドラマや映画のワンシーンを追っているかのような、エモーショナルな世界観が印象的ですね。
数枚を組み合わせて1枚の写真になる画像のほか、テキストのみの画像もあり、雑誌のようでもあります。「鎌倉に行って、マネして写真を撮りたい！」という気分にさせてくれそうです。
“エモい”世界観を作ってみたい、という方はぜひ参考にしてみては？

【松屋フーズ】
牛丼チェーン・松屋を展開する松屋フーズのアカウントです。実は、店舗とはまったく異なる世界観だけれどおしゃれだと、Twitterで話題なんです。

どうおしゃれなのかというと、たとえば外国のアニメを思わせるポップなテイストや、ときにはファッションスナップのようだったり、

和な世界観との絶妙なコラボを繰り広げたり、

とにかくエッジの効いたいろいろな表現にチャレンジしています。とはいえ、いちぶの隙もない完全無欠のおしゃれさではなく、どこかシュールさを感じる部分もあり、松屋がもともと持っている親しみやすいイメージは失われていないのがポイントといえるでしょう。

この松屋の事例のように、多くの人にすでに広く知られたイメージがあるコンテンツは、既存イメージの斜め上を行くような、大胆なイメージ転換に踏み切ってみるのもよいかもしれません。

アイデア光る個人アカウントにも注目！

ここまでは企業アカウントをピックアップしてきましたが、ぜひ運用の参考にしたい個人アカウントも番外編としてご紹介します。

【いんスタバぐらまー ゆいさん】
いんスタバぐらまー ゆいさんは、スターバックスのカスタム（量の増減やトッピングの追加・変更など）をオリジナルのオーダーシートや味のレビュー・イメージなどのコンテンツで紹介しています。

オーダーシートにはオーダー内容や値段が記載されていて、スターバックスのレジでそのまま見せるだけで注文できるという高クオリティなものです。

さらに、写真の撮り方や文字の配置などもほとんどすべて同じに統一されていて、アカウントの統一感がある点も魅力的です。

スターバックスのファンの方や、「これからカスタムに挑戦してみたい！」という方などが日常的に参考にできる情報がたっぷり公開されているだけでなく、統一感のあるポップな画像が可愛らしい、情報量もビジュアルも優れたアカウントです。

魅力的なInstagramアカウントを作ろう

Instagramは画像をメインとしたSNSなので、確かに画像のクオリティは大切です。しかし、ユーザーに「フォローしたい！」と思ってもらえるアカウントに育てていくには、
・配置を意識して独自の世界観を演出する
・ユーザーに役立つ情報をわかりやすく提供する
・コメントでユーザーと交流を深める
など、＋アルファの工夫も必要になってくるでしょう。

注目を集めているアカウント事例から、自社アカウントにも取り入れられそうなポイントをぜひ探してみてくださいね。

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