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すでにインフラ化!?WeChatをはじめとした中国のSNS事情

WeChatをはじめとした中国のSNS事情

さまざまな分野で発展を続けている中国。 とりわけSNSを利用したマーケティングが、今日本でも注目されています。
今回は、中国においてSNSが生活に欠かせないものとなった背景、中国で主に使われているSNSやその機能についてまとめました。

目次

 

中国のインターネット事情

中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)の統計によると、2017年6月末時点での中国のインターネット利用者数は7.51億人とあります。中国の2017年現在の人口が13.90億人ということを考えると、全体の約半数以上がインターネットを利用していることになります。
この数字は現在も増加傾向にあり、今後さらに普及率は上がっていくことでしょう。

 

主に使われているSNSとその背景

現在、主に中国で使用されているSNSは以下の二つです。

1. WeChat(微信/テンセント社) https://www.wechat.com/ja/

WeChat(微信/テンセント社)

2011年に提供を開始したスマートフォン向けコミュニケーションツール(アプリ・PC版)。
※日本語を含めた17カ国の言語に対応
月間アクティブユーザー数:9億37万人(2018年1月現在)

2.QQ(テンセント社)  http://www.imqq.jp/

QQ(テンセント社)

1999年よりテンセント社が無償で提供しているインスタントメッセンジャー(アプリ・PC版)
※日本語対応
月間アクティブユーザー数:5億4340万人(2018年1月現在)

中国で独自の発展を遂げているその背景には、国家のインターネット規制・取り締まりにより、中国独自のSNSしか使用できないことがあります。

具体的には、日本で一般的によく使用されるFacebook、Instagram、Twitter、LINE、Messenger、Googleなど、多くのSNSやインターネットブラウザの他、YouTubeやFlickrなど、写真や動画を投稿・共有するサイトにも規制がかかっています。

 

中国発SNS「WeChat」「QQ」の機能

こうした国家主導のインターネット規制を逆手に取り、独自のSNSやアプリ開発し、全体の6割強の支持を得ている中国発のSNS「WeChat」と「QQ」。
この二つのSNSには、どのような機能があるのでしょうか。

<WeChat>
日本におけるLINEのような、無料通話、メッセージやスタンプのやりとり、ビデオ・音声チャットなどの機能を持つコミュニケーションツール。

・決済機能(WeChatペイ)
自動販売機での購入や各種支払いに対応しています。また、割り勘(「AA收款」)の機能も搭載しています。

・「健康保険証」「診察券」「お薬手帳」の役割(微信医保支付)
このサービスを導入している病院の予約から診察、処方箋の受取(院内または院外薬局が選択可能)ができます。
(参考:微信医保支付

・お年玉機能(ラッキーマネー「紅包」)
WeChatアカウントに自身のキャッシュカード(クレジットカードも可)を登録。オプションを使うことで友人登録している人全てに「お年玉」を配ることができます。
(参考:腾讯科技

・社内の情報を一括管理(「微信公众平台」/ビジネスアカウント向け)
連絡先管理やテレビ会議、大人数のグループチャットや日報・週報作成などが可能。

・広告配信(ビジネスアカウント向け)
公式アカウントバナー広告…一定数以上のフォロワーがいる公式アカウントの投稿の下に出稿
モーメンツ広告…ターゲットユーザーのタイムライン上に画像、もしくは動画の広告を出稿

WeChat広告の魅力は、中国最大級のユーザーネットワークを誇るテンセント社による、ターゲティング精度の高さと出稿先の豊富さにあります。

1.「微信指数」の導入
WeChatより公式提供されるビッグデータに基づいたモバイル端末指数で、WeChat上でどんなキーワードが話題になっているか知ることができます。
WeChat上での検索数、公式アカウントで発信される関連情報量などから、過去7日、30日、90日の期間における対象の「キーワード」の指数動向を確認でき、トレンドをチェックすることが可能です。
(参考:微信派

2.「Tencent Tui」の存在
テンセント社が提供する公式DSPサービス。
WeChatやQQのほか、アンドロイドアプリストアの「応用宝」や動画プラットフォーム「騰訊視頻」、ニュースアプリなど、テンセント社が提供する各種メディアに出稿が可能で、目的に合わせた広告出稿ができます。
(参考:Tencent騰訊

<QQ>
日本におけるFacebookやTwitterのようなコミュニケーションツールで、中国の若者の約半数が利用。

・グループチャット
・音声チャット(Skypeに類似)
・ビデオチャット(同上)
・動画のLIVE機能
・自分が保存した音楽や動画を管理・共有できる メッセンジャ機能
・画像などの直接貼り付け
・オンラインゲームが豊富(アバターの作成可能)
・コミュニティ機能(mixiのリアルタイム版)
・ドキュメントの共有(Google Driveに類似)
・伝言機能
・ご近所さん発見機能

その他、ビジネスアカウント向けの機能も充実しています。
(参考:营销QQ功能

 

電子決済の普及で、SNSが財布代わりに!

日本ではまだ現金を持ち歩くことが一般的ですが、日本経済新聞は2017年8月29日、「中国で現金を持ち歩かない人が急増している」と報じました。100元(約1,600円)以下しか持ち歩かないと答えた人が4割、全く現金を持たずに外出すると答えた人は全体の14%にのぼったそうです。

その支払い方法のほとんどが、WeChatの機能のひとつであるWeChatペイ(微信支付)とアント・フィナンシャル社が運営する電子決済のアリペイによるもので、多額の支払いはオンライン決済プラットフォームとして整備され、万一の時の補償があるアリペイ、小銭の場合は手軽に使えるWeChatペイを使うことが多いようです。

WeChatペイ

WeChat(WeChatペイ)を利用すれば、自動販売機の代金やタクシー運賃などを支払う際に、QRコードを読み取むだけで支払うことができます。

いち早くこのサービスを取り入れた日本の企業もあります。日本交通グループの都内タクシーでは、2017年1月から中国人向けサービスとしてWeChatペイによる支払いを導入しました。
(参考:日本交通株式会社

 

まとめ

独自の発展を続ける中国のSNS。その背景には規制下における急速なインターネットの普及、それに伴うSNSや電子決済の誕生と発展、それらを利用したマーケティングの台頭がありました。すでにインフラの一部になっていると言っても過言ではないでしょう。
これからも発展を続けるであろう中国発のSNSから目が離せませんね。

参考
易观、中商产业研究院整理
http://www.askci.com/news/chanye/20180223/095716118406.shtml
テンセント社によるWeChatユーザーの研究とその生態https://view.inews.qq.com/a/TEC2017042400429702

『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』
(山下 智博・著/講談社)

Miki Saito

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マーケティングプランナーとして、コムニコをもっと世に広めるべく奮闘中。「We Love Social」のメルマガ作成や編集をしています。猫がすき。

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