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TikTokどう使う?企業がビジネスに活用する際の基本と注意点

TikTokどう使う?企業がビジネスに活用する際の基本と注意点

全世界で、ダウンロード数が30億回に到達した動画配信アプリ「TikTok」。
日本でも、若年層をはじめ幅広いユーザー層にアプローチできるTikTokをビジネスに活用する企業が増えています。この記事では、企業がTikTokを活用するにあたって知っておきたい特徴や注意事項、TikTokで活用できる広告メニューや企業活用事例などをご紹介します。

Tik Tokって何がすごいの?

TikTokとは?

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TikTokとは、数秒から数分のショート動画を不特定多数のユーザーにシェアできるサービスです。TikTokアプリの機能を使って、誰でも簡単に撮影、編集、投稿ができるのが特徴です。日本では2017年夏にリリースされて若者を中心に広がり、2022年9月時点で国内アクティブユーザー数は950万人に達しました。そのうち、過半数を10~20代のユーザーが占めており、2020年と比較して利用率の伸びも大きいのが特徴です。

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他のSNSと比較した際、TikTokのポイントとして特筆すべきなのは、特に10~20代でユーザー数が伸びていること。そのため、最近では若者を中心に認知度や好感度を上げたいと考える企業やブランドの活用事例も増えてきています。

TikTokのほか、X(Twitter)やInstagramなど主要SNSのユーザー数や特徴は以下の記事で詳しくまとめています。

参考記事:人気SNSのユーザー数まとめ

TikTokの特徴

では、そもそもTikTokとはどのような動画アプリなのでしょうか。

TikTokは、音楽に合わせた短い動画を撮影・加工し、ハッシュタグなどを付けて共有することができるのが特徴です。アカウントを登録しなくても動画を閲覧することができますが、アカウントを登録すれば友人や気に入ったユーザーを自由にフォローしたり、動画にコメントやいいねを付けたりすることができます。

TwitterやInstagtamなどと同じようにユーザー同士でコミュニケーションが取ることができる動画コミュニケーションのSNSといえます。

メリット:フォロワーがいなくてもバズる可能性がある

TikTokのアプリを開くと、TikTokからレコメンドされる「おすすめ」のフィードが最初に表示されます。このフィードは、ユーザーごとにこれまでの視聴履歴などからパーソナライズされており、各ユーザーが興味を持つ動画に出会いやすくなっています。

フォローしていないユーザーの動画も表示されるということに注目しましょう。
投稿したコンテンツは、おすすめフィードで少なくとも一定数のユーザーに表示されます。それはつまり、コンテンツさえ良ければ、たとえフォロワーがいなくてもバズる可能性があるということ。TwitterやInstagramでは、フォローしているユーザーの投稿を追うという使い方が基本となるため、フォロワー数が多い方がバズりやすい傾向があります。

一方のTikTokは、たとえその企業がブランドが無名でも、多くの認知を獲得できる可能性があるのが特徴です。

デメリット:インサイトで見られる指標は多くない

インサイトで見られる指標は、再生数、エンゲージメント数、エンゲージメント率、平均視聴時間、リーチ数、視聴完了率、いいね数、コメント数、シェア数、セーブ数など。他のSNSと比較すると、フォロワー数の推移などの表示はなく、シンプルな内容となっています。

おすすめフィードの利用率が高いため、TikTokでは「フォローしてコンテンツを見る」という流れになりにくい特性もあります。バズが直接フォロワーの増加につながるわけではないため、ユーザーの反応などを見ながら、関心が持ってもらえるようなコンテンツを継続的に投稿していくようにしましょう。

TikTokが人気の理由

YouTubeなどのメジャーな動画プラットフォームや、SNSの動画投稿機能などがあるにもかかわらず、なぜTikTokが人気を集めているのでしょうか。

動画の作成が簡単で、投稿ハードルが低い

TikTokは、アプリに搭載された機能を使うだけで音楽を付けた動画の撮影や高度な加工を行うことができるため、アプリの機能で何ができるかさえ把握していれば、特別な技術がなくても思うような動画が簡単に作成できます。

また、投稿動画のスタイルも「曲に合わせて動く動画」が中心となっており、動画の内容についても、特別にクリエイティブな発想をしなくても誰かが投稿しているかわいい、かっこいい、おもしろいチャレンジを真似することができます。
こうしたところから、投稿へのハードルが低いということが一つの理由として挙げられます。

投稿のネタが豊富

TikTokは「チャレンジ」という、いわゆる「お題」のハッシュタグを用意し、ユーザーに提供しています。検索画面を選択すると、画面上部にはお題の記載されたバナーや人気のお題一覧が表示され、気になるお題をタップすると、そのお題の主旨や投稿動画を見ることができます。

何を投稿すればいいのか分からないときはお題に挑戦すればいいため、投稿のネタに困りません。TikTokのユーザーを飽きさせない仕組みが機能していると言えるでしょう。

ユーザーからの反応が得られやすい

メリットで挙げたとおり、レコメンドによって新規ユーザーでも閲覧されやすいのが特徴です。若年層の利用者が多く、TikTok上でのコミュニケーションが盛んに行われています。ほかのSNSよりも、いいね数やコメント数、フォロワー数が伸びやすいのもTikTokならではといえそうです。

企業がTikTokをビジネスに活用する意味とは

TikTok のユーザーはコンテンツの内容から入ることが多いため、ユーザーの興味関心を引く内容、目に留まりやすい内容であれば、企業アカウントであっても他のコンテンツ同様に高い反応が得られる傾向があります。

自然な形でプロモーションにつなげることができるため、企業のTikTok活用も増えつつあります。以下の参考記事もご確認ください。

TikTokの企業活用参考記事:

Z世代・若年層にリーチできる

最初に紹介したように、TikTokのユーザーは過半数が10~20代です。そのため、若年層をターゲットにした商品やサービスは、TikTokを活用することでターゲットにリーチさせることができます。

その中で、ユーザーが興味を持ったコンテンツがあればおすすめフィードなどを通じて自然に拡散していくので、普段の広告などではリーチすることが難しいセグメントにも、プロモーション効果を見込むことができます。それは、開設したばかりのアカウントの投稿も例外ではなく、その投稿がバズれば、いきなり多くのユーザーに認知されるという可能性も十分に有り得ます。

広告想起、ブランドの認知度を向上

tiktokブランドリフト

調査会社のKantarは、企業がTikTokを活用することによって、ブランドにどのような影響を与えるかを調査しています。それによると、広告想起率はKantarの基準値の2.8倍、認知率は5倍と、大きく向上する結果が得られたとのこと。
参考:https://www.tiktok.com/business/ja/blog/tiktok-works-does-attention-on-tiktok-translate-to-business-impact-sea

広告への好感度が高い

tiktok広告好感度

TikTokは、他のSNSでは疎まれがちな広告であっても、ユーザーの好感度が高い傾向にあります。

その理由は、

①広告であっても、興味関心に合わせたおすすめフィードに快適な視聴環境をキープしやすい
 (好みの内容のものに出会いやすく気に入らなければすぐに飛ばせる)
②動画はすべて1分以内の短尺であるため、消化しやすい
③ユーザーは、TikTokに新たな発見を求めている

といったことが挙げられます。そのため、広告が強制視聴となるYouTubeと違って、広告が閲覧される場合はユーザーが主体的な姿勢であることが多く、結果的に広告ではない動画と同様に好感を持たれやすいということにもつながっているようです。
参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/7375/

企業のTikTok活用で注意したい3つのポイント

■トレンドを押さえた投稿を継続的に行う

TikTokをうまく活用するポイントは、トレンドを押さえた投稿を継続的に行うこと。

TikTokも他のSNSと同様に、トレンドに乗ったコンテンツはとても人気です。ただし、TikTokは特にトレンドの移り変わりが激しいSNSなので、時間をかけてコンテンツを作ろうとしているとトレンドに乗り遅れる可能性があります。そのため、スピーディなコンテンツ作成が重要です。

また、投稿はおすすめフィードによって必ず一定数のユーザーにリーチするため、アカウントを開設して間もないときは特に、できる限りたくさんの投稿を行うようにしましょう。おすすめの頻度は毎日〜週2,3回。ユーザーの反応も見ながら、質の高いコンテンツを定期的に投稿することで、再生数やフォロワー数が伸びやすくなります。

自社だけでトレンドを常にキャッチアップしたり、高い頻度でコンテンツを作成したりすることが難しいという場合は、ぜひコムニコにご相談ください。コムニコでは、コンテンツの企画立案や運用代行など、お悩みに合わせたSNS運用支援を行っています。

TikTokなどSNSのご相談はコムニコへ

■リスクマネジメント・炎上対策

TikTok上の企業アカウントでは、社員インフルエンサーのような形でスタッフが登場してユーザーに親近感を感じさせる内容で配信する手法もよく見られます。しかし、その内容が企業イメージと大きくかけ離れたものであったり、公序良俗に反するものであったりした場合は、他のSNSと同様に炎上につながる危険性があります。そうならないために、常に見る人を不快にさせないコンテンツづくりを意識するようにしましょう。

SNSの炎上対策については、以下の参考記事も確認しておきましょう。

参考記事:投稿ミスからの炎上を未然に防ぐ!投稿チェックリスト

■投稿の初速反応と視聴完了率をチェック

先の項目でご紹介したように、TikTokの投稿インサイトで確認できる指標は必要最低限のものですが、その中でも、投稿してから1時間以内の再生数や反応数は、投稿がおすすめフィードに表示されるアルゴリズムに影響を与えていると考えられます。そのため、少しでもおすすめとして表示されやすくなるよう、社内でシェアするなどして投稿直後の反応を高めると良いでしょう。

また、視聴完了率も重要な指標です。これが高ければ質の良いコンテンツであるという判断がされやすくなるため、合わせて確認しておきたいところ。この指標の良し悪しを逐一チェックすることで、より良いコンテンツづくりの参考にもできるでしょう。

TikTok広告でできること

TikTokの広告で高い成果が上がりやすいのは、UGCが生まれやすい参加型の広告です。目的にあわせていくつかの広告メニューが用意されているので、ここでご紹介します。

TikTok広告メニュー

①リーチプロダクト(TopView、起動画面広告、Brand Premium、One Day Max)

これは、ブランドや商品の認知獲得に効果的なメニュー群です。
その中でも、たとえば「TopView」は、アプリの起動時に最初に自動配信される、全面クリック可能な縦型フル画⾯の動画広告です。1日1社限定で、1日に約500万リーチの獲得が期待できます。
また「起動画面広告」は、TopViewと同様に1日1社限定でアプリの起動時に表示される広告で、音声の再生はないものの、静止画を含む多様なコンテンツ形式に対応しています。

②ハッシュタグチャレンジ

ハッシュタグチャレンジは、企業アカウントが指定のハッシュタグとあわせて見本となる動画を投稿し、ユーザーにそれを真似たコンテンツを投稿してもらうように促すものです。
ユーザーが自発的に投稿して参加することで、ブランドに共感や愛着を持ってもらうことができます。また、それによって生まれたユーザーの投稿を他のユーザーが見るということも、ブランド体験の一部とすることが期待できます。

■ドミノピザ:ハッシュタグチャレンジ活用事例

「日給100万円の1日限定CCO募集キャンペーン」と題し、「#ドミノチーズ100万」というハッシュタグで投稿した動画において、チーズの伸びを最も美しく表現した1名が、日給100万円の夢の仕事「最高チーズ責任者(CCO:チーフ・チーズ・オフィサー)」に就任できるとしました。

投稿の見本となる公式動画では、チーズがたっぷり乗った生地を高く掲げ、チーズの伸びを表現。さらに、キャンペーン期間中は人気のTikToker(TikTokで影響力を持つインフルエンサー)にも動画の投稿を依頼し、ユーザーの参加意欲を高めました。

@dominos_jp ドミノ・ピザの1日限定CCOになれる!? 日給はなんと100万円!! #ドミノチーズ100万 をつけてドミノ・ピザのウルトラチーズの伸びを表現した動画を撮影しよう!#ドミノピザ ♬ うるとらちーず - うじたまい

③ブランドエフェクト

これは、TikTok上で動画を編集する際のエフェクトとして、ブランドのオリジナルのエフェクトが提供できるというもの。先端テクノロジーにより、 2D、3D、ARなど様々なエフェクトが提供できます。
これによってブランドの世界観などを表現することで、エフェクトを使用したユーザーにブランド体験をしてもらうことに加え、その動画を視聴したユーザーにも強いブランド体験を与え、好感を持ってもらうことが期待できます。
また、ハッシュタグチャレンジと組み合わせた企画の実施により、さらなる広告効果も見込めます。

■YSL:ブランドエフェクト活用事例

YSLは、「ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン」の全11色のカラーバリエーションの中から6色を選び、人物の唇にその6色のカラーが次々に乗るというオリジナルのブランドエフェクトをつくりました。あわせてハッシュタグチャレンジ「#YSLロックシャイン」を開催してブランドエフェクトを使用した動画を投稿してもらい、実際にルージュをつけているような体験を提供。似合うと思う色があれば、実際の購買にも直結しそうな企画です。

@momoka_nanbu YSLのリップ、ルージュ ヴォリュプテ ロックシャインでチャレンジ💄かわいいからやってみてね♡ #YSLロックシャイン ♬ ROCK SHINE - STAR

無料DL資料:TikTok公式アカウントの企業活用事例集

投稿内容や運用方針に迷っている方に向けて、「業界別TikTok企業アカウント事例」を無料公開しています。さまざまな分野の事例を業界別にまとめていますので、これらを参考に、自社のTikTok運用を考えてみましょう。

業界別TikTok企業アカウント事例集

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まとめ

TikTokは、10~20代の若年層メイン、短尺動画、おすすめフィードの閲覧率が高いなど、独自の特徴がたくさんあります。だからこそ、他のSNSではリーチできないユーザーにアプローチできることがメリットです。

特に、TikTokはフォローという文化が薄く認知拡大に向いている媒体といえるでしょう。そのためTikTokで興味を持ってもらったら、他のSNSやウェブサイトに誘導して関係構築を行うなど、他のメディアも併用してうまく使いこなしていくようにするのがおすすめです。広告も活用すると、より効果が得やすくなります。

TikTokのコンテンツの企画やアカウントの運用などにノウハウやリソースが足りずにお困りの場合もあるでしょう。その場合はぜひ株式会社コムニコにご相談ください。

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